ブロックチェーンで簡単に自分の情報や経験をお金にすることができるように?

今日では、コンテンツを投稿したり、サロンを主催したり、特定の分野で「インフルエンサー」になることで収益を得ようとする人がたくさんいます。多くの専門家がこれまでの知識などを生かして名前を売ろうとしていくにつれて、個人のブランドはビジネスをするにあたって必要不可欠になっていくでしょう。


しかし、全員が個人のブランド力を身につけれるようになるわけではないのもまた事実です。また、そもそもブランド力はそこまで欲しくないという人もいるでしょう。個人のブランドを築き上げて、それを維持するのにはかなりの労力がかかりますし、それをするのにはそれなりの覚悟も必要になります。

個人のブランドを得ることに関しては賛否両論ありますが、ほとんどの人にとって、これまでの知識を生かして収入を得ることができるのはやはり「おいしい」ことは間違いありません。

実際、自分の知識をマネタイズすることは日々現実的になっています。今は、情報がもっとも重要なリソースの一つになっているので、あなたの持っている知識を裏付ける指標などがあれば、さらに成功する確率が上がるでしょう。これは、多くの企業が業績を上げるために分析や指標を用いていることからもはっきりわかります。

さらに、個人が毎日生み出している情報は、何万円分もの価値があると指摘する分析家もいます。

しかしながら、多くの人は、自分がオンライン上で生み出す情報に対する利益を得ることができていません。その理由は、少数のプラットフォーム(Facebook・Google・Spotifyなど)がユーザーにサービスを提供する代わりに、利益の多くの部分を独占しているためです。現在はこのようなサービスしかないので、ユーザーは自分の提供するコンテンツをわずかな額で売り払うことしかできないのです。

しかし、デジタル社会が成熟していくにつれて、ユーザは公開するコンテンツに対する報酬を、より多く手に入れることができるようになります。

そして、それを実現できる技術こそがブロックチェーンです。ブロックチェーンによって、ユーザーは自分の公開したコンテンツに対してより簡単に報酬を得ることができるようになります。


地元の人たちが自分の知識をマネタイズできるように

ブロックチェーンは仮想通貨を支えているという点で、現在は金融技術と考えられがちですが、実際はさまざまな産業へと急速に広がっています。

観光産業もこの一つです。観光産業はこの数年停滞していました。イノベーションがほとんど起こってこなかったので、スタートアップ企業が何か新しいことをすることが求められていたのです。そしてロンドンに拠点を置く旅行会社であるCool Cousinはそれをしようとしています。

Cool Cousinは世界初の分散型のP2P型の旅行代理店です。Cool Cousinはこれまでよりも若い世代を狙っており、観光客の個人のスタイルや好みなどに応じて、その人に似た現地の人がいいと思うものを紹介するサービスです。サービスに参加する現地の人(Cousinとも呼ばれる)はすでに50万人を超えており、世界70以上の都市に散らばっています。

なぜこのサービスが観光産業において革新的なのかというと、地元の情報に詳しい現地の人が、観光客に直接現地の有益な情報を教える代わりに、報酬として仮想通貨を受け取るという仕組みを考案したからです。

これによって現地の人たちはこれまではマネタイズすることが難しかった現地の知識をマネタイズできる一方、信用できない悪質な情報をなくすこともできます。市場はその性質上、情報の正確さよりも利益を優先してしまう傾向にあることを考えれば、Cool Cousinのようなサービスは、非常に重要なのです。これまでは、トリップアドバイザーで評価の高いレストランを検索して行ってみると、誰かの家の裏庭にある小屋にたどり着いた、というようなケースもありました。

Winding Treeのようなブロックチェーンをベースにした他の非営利スタートアップも、Expediaのような仲介者を介さないようなサービスを作ることで、既存の状況を打破しようとしています。もしこれが実現すれば、観光産業を非中央集権的なものにすることができ、観光客にとってのコストを減らすことができるのです。

このような形の団体は、観光産業を根本的に変えてしまうような可能性を持つブロックチェーンを使用した最初の例になります。今後は、このようなケースがいくつも出てくるでしょう。

ブロックチェーンは社会を変えてしまうかもしれない

ブロックチェーン技術は、これまで述べてきたような観光産業にはびこる独占的な部分をなくし、普通に人たちが情報を扱えるようになるのを助けます。ブロックチェーンによって、人々は自分たちの知識を売ることで、お金を得ることができるようになるのです。つまり、このような枠ぐみの中では、地元の人たちは生活から培った経験から収入を得る主権を持った個人となることができます。

知識やデータの市場を構築する上では、ブロックチェーンは欠かすことができない技術であり、このような市場が拡大していけば、多くの人が経済的に自立できるようなこれまでとは違った未来が待っているでしょう。

ブロックチェーン技術はさまざまな方法で観光産業を完全に変えてしまうような可能性を秘めています。情報の買い手と売り手が交流できる環境ができるという点で、参加者は新しい形で収入を得ることができ、また新しい経験ができるでしょう。

現時点では、このようなソリューションは最先端のものと思われていますが、現実にはこれは情報の管理やマネタイズに関してブロックチェーンを使ってできることのほんの一部分にしかすぎません。

これから、知識をベースにした経済圏の重要性が認識されていくにつれ、このようなデータや情報を交換できるプラットフォームは、たくさんの人にとって収入を得るための源となっていくでしょう。これこそが、人々が「ギグ・エコノミー(インターネットを通じて単発の仕事を受発注する非正規労働によって成り立つ経済形態)」に対してもつ認識や、現代社会において人々が生計を立てるためにしなければならないことの概念を完全に変えてしまうかもしれません。

*翻訳元(http://bitcoinist.com/how-blockchain-is-enabling-locals-to-monetize-city-savviness/

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マルコ

アメリカ在住の大学生。 2016年の夏から仮想通貨投資をしています。学生から投資をすることの大切さを実感し、投資をしたことがない人でもわかるようなブログを目指しています。海外記事の翻訳もやるので気軽にご連絡ください。
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