Segwit(セグウィット)ってなに?仕組み・特徴を解説

マルコ
こんにちは、マルコです。今回は最近よく聞くSegwit(セグウィット)という言葉について解説します( ・∇・)

Segwit(セグウィット)とは?

Segwit(セグウィット)とは、一言でいうと、ブロックチェーンの1ブロックあたりに収納できるトランザクション(取引)のサイズを圧縮することで、記録できる取引の量を増やすことです。

1ブロックあたりの取引量を増やすことで、取引を効率的に行うことができます。つまり、取引の処理時間が短くなるのです( ◠‿◠ )

セグウィット前と後のブロックを図で表すとこんな感じです。

セグウィットはソフトフォークの位置付け

セグウィットはいわゆる「ソフトフォーク」の一つに位置付けられます。

つまり、セグウィットを行っても、ブロックチェーンが完全に分裂することはなく、通貨の分裂も起こりません。

『セグウィットのように取引のサイズを圧縮するんじゃなくて、そもそもブロックの容量を大きくすればいいじゃないか!!』と思う方もいるかもしれません。

しかし、それを行うためにはビットコインのブロックチェーンが完全に分裂(ハードフォーク)しなければいけないのです。

ハードフォークを行うということは、すなわち通貨も分裂してしまいます。これは結構めんどくさいですよね。

ハードフォークとソフトフォークについてはこちらの記事で解説しているのでそちらも合わせてご覧ください( ・∇・)

ハードフォークってなに?仕組み・特徴を解説

2018.01.29


セグウィットを行う理由

『なんでわざわざセグウィットをやらないといけないの??』と思う人もいるかもしれません。

それは、ビットコインに大きく分けて2つの問題点があるからなんです。

スケーラビリティ問題

スケーラビリティ問題とは、簡単にいうと利用者が増えすぎて処理速度が遅くなってしまうことです。

ビットコインのブロックチェーンでは、一つのブロックのサイズが1MBに制限されています。

つまり、処理しなければいけないトランザクション(取引)が増えていけば、取引が詰まって処理速度が遅くなってしまうんですね。

またトランザクションの処理が詰まってしまうと、トランザクションを優先的に認証してもらおうと手数料を多く払う人が出てきて、結果的に手数料が底上げされてしまうという問題もあります。

しかし、Segwitが行われると処理効率が1.5倍~2倍に増え、処理速度も速くなるので、このスケーラビリティ問題を解決(少なくとも緩和)できると言われています。

トランザクション展性

ビットコインの取引(送金のやりとり)は、「トランザクション」と呼ばれています。

でも、この取引は全部合わせるとあまりに多いので、それぞれの取引を識別するための「ID」がつけられています。

しかし、取引の内容(送金元・送金先・送金量)は変えずに、このIDを外部から変えてしまうことができてしまうのです。

ビットコインのトランザクションには、取引内容以外にあまり重要でない、誰でも変更できるデータが含まれていて、このデータを変えることで誰でもトランザクションIDが変更できてしまいます。

このことで、ビットコインの2重支払いが起こったり、データの整合性が取れなくなり取引が改ざんされてしまう可能性があるのです。

実際、2014年に起きた「マウントゴックス事件」は、このトランザクション展性の問題を突かれ、起こってしまいました。

しかし、Segwitによって外部からIDを変えることができなくなるので、セキュリティが強化されます。

セグウィットを行った通貨

ビットコイン(BTC)

ビットコイン(BTC)は、2017年8月にセグウィットを導入しました。

ビットコインは、それまで1ブロックのサイズが1MBに制限されていましたが、セグウィットにより1ブロックに実質4MB分のトランザクションを収納することが可能になりました。

これにより、従来よりも取引を効率的にできるようになり、手数料も下がりました。(ビットコインの処理速度と手数料は依然として問題があります)

Segwit2x

「Segwit2x」は、ビットコインの2段階目のセグウィットです。

Segwitは、ブロックの大きさは変えず、取引を圧縮することで処理効率をあげようとするもの(ソフトフォーク)でした。

これに対してSegwit2xは、そもそものブロックの大きさを1MBから2MBに拡張して、取引できる量を多くしようというものです。

しかし前記の通り、ブロックの大きさを変えるためには、ハードフォークする必要が出てきてしまい、マイナーを中心として反対意見が数多く出ています。

ライトコイン(LTC)

ライトコイン(LTC)は、2017年5月にセグウィットを行いました。

ライトコインはもともとビットコインの設計上の問題を持っていたことが原因です。

モナコイン(MONA)

モナコイン(MONA)は日本発祥の、ライトコイン(LTC)のプログラム改変によって生まれた通貨です。

2017年4月に世界で初めてセグウィットを行いました。

この背景には、ライトコインがもともとビットコインの設計上の問題を持っており、それをモナコインが引き継いだために行わざるを得なかったということがあります。


おわりに

セグウィットはかなり技術的な単語なので、仮想通貨のニュースではわりとよく聞くことが多いです。

また、セグウィットが行われた通貨は価格が上がったり(モナコインもライトコインもセグウィット後に大きく価格をあげました)、Segwit2xではハードフォークが関係してくるので、トレードをする上でも見逃せないですね。

今回はこれで以上です。お疲れ様でした( ^ω^ )

 

 

The following two tabs change content below.

マルコ

アメリカ在住の大学生。 2016年の夏から仮想通貨投資をしています。学生から投資をすることの大切さを実感し、投資をしたことがない人でもわかるようなブログを目指しています。海外記事の翻訳もやるので気軽にご連絡ください。
スポンサードリンク