スマートコントラクトってなに?仕組み・特徴を解説

マルコ
こんにちは、マルコです。今回はスマートコントラクトという言葉について解説します。

最近「スマートコントラクト」という言葉、よく聞きませんか?

こんな感じで『スマートコントラクトで世界が変わる!スマートコントラクトすげえ!』みたいなツイートをよく見かけますよね。

スマートコントラクトがなんだかすごいものだということはわかると思うのですが(笑)、そもそも「スマートコントラクト」とはなんなのでしょうか?


スマートコントラクトとは?

スマートコントラクトは英語に訳すと「賢い契約」です。でもなにがどのように賢いのかわからない方も多いと思います٩( ᐛ )و

スマートコントラクトが「賢い」ところは、主に2つあります。

  1. 契約が完全に自動化され、契約の始まりから終わりまでを全て自動で行うことができる(契約書がいらない)。
  2. 契約をするときに第3者による承認が必要ない

自動販売機の例

スマートコントラクトの提唱者であるニック・サボ氏は、スマートコントラクトのもっとも原始的な例として、「自動販売機」を紹介しています。

「コントラクト(契約)」というと少し難しく聞こえるかもしれませんが、僕たちがお金を使って何かを買うのも、「価値の移転」、つまりお金と商品を交換しているので、「契約」の一部ということができますよね。

僕たちが自動販売機でジュースを買うとき、無意識のうちに3つのプロセス(過程)が行われています。

  1. ジュースを買うために必要な金額を自動販売機に入れる
  2. 欲しいジュースを選ぶ
  3. ジュースが出てくる
僕たち消費者がいくらジュースを飲みたくても、ジュースを買うために必要な金額をいれて、ジュースを選ばない限りジュースは永遠に出て来ません。

160円のペプシのペットボトルが買いたいのに120円いれてもジュースは買えないし、お金をいれてもボタンを押さないで別の場所に行ってしまったらジュースは永遠に出てこないですよね(笑)

重要なのは、この3つのプロセスが全て自動で行われているということなんです。

自動販売機は、「消費者が必要な金額を投入する」、「ジュースのボタンを押す」の2つの条件が満たされた場合にのみ、自動的に「ジュースを消費者に提供する」という契約を実行しています。

また、僕たちが自動販売機でジュースを買うときに、第3者が干渉してくることはありませんよね。

コカコーラ社が、わざわざ『うん、こいつはちゃんと160円入れてるな』みたいな感じで契約を承認してるわけではなく、自動販売機が全てその処理を行っているのです。

以上、①契約が自動化されていること②第3者の介入がないことがスマートコントラクトの大きな特徴です。


イーサリアムとスマートコントラクト

スマートコントラクトといえばほぼ必ずセットになるワードがイーサリアムです。

イーサリアムのプラットフォームは、このスマートコントラクトと「ブロックチェーン」技術を融合しました。

またイーサリアムは通貨でもあるので、契約×ブロックチェーン×通貨という3つの要素を1つに結びつけることができたんです。

契約×ブロックチェーン×通貨の革新性

スマートコントラクトにブロックチェーンと通貨が組み合わさったことで、スマートコントラクトが社会を変えることができる可能性は1段とアップしました。

まず、スマートコントラクトとブロックチェーンという技術が融合することで、契約をブロックチェーン上に記録することができるようになります。

たとえば「AさんがBさんからXという商品をY円で買う」という契約が行われると、その契約情報がブロックチェーン上に記録され、管理されるんですね。

知っている方も多いと思いますが、ブロックチェーンに記録されたトランザクションはその性質上「改ざん」することができません。書類上の契約であれば、サインやハンコをうまく変えることで理論上は書類の内容を変えてしまうことができます。しかし、スマートコントラクトがブロックチェーン上で行われることで、そのような不正は不可能になるんです。

また、イーサリアムは通貨としての機能も持ち合わせているので、このブロックチェーンに記録された契約を、「通貨」自体に書き込むこともできます。

先ほどの例で言えば、「AさんがBさんからXという商品をY円で買う」という契約を通貨自体に書き込んで、その通貨を送ったり受けとったりすることで、契約を圧倒的に効率良く行うことができるようになるんです。

ユーザー同士の取引ができる

先ほどスマートコントラクトの特徴として「第3者の承認が必要ない」ことを紹介しました。

この先イーサリアムのプラットフォームが普及していき、スマートコントラクトによって契約が自動化していけば、今まで仲介者を介さなければ契約できなかったものが、ユーザー同士で直接取引をできるようになります。

そうなると、ブロックチェーンのキーワードでもある『非中央集権型』のサービスを実現することが可能になるため、今の社会のシステムは大きく変わることになるかもしれないですよね( ・∇・)

スマートコントラクトの可能性がもっと一般的に認識されるようになれば、それに伴ってイーサリアム (ETH)の価値も上がっていく可能性は十分にあります。

スマートコントラクトが期待されている分野

スマートコントラクトは、今の社会を変えてしまうかもしれないということをこれまで書いてきました。

しかし、中でも特にスマートコントラクトによってかなり便利になるのでは??と期待されている分野がいくつかあるのです。

今回は、代表的なものをいくつか紹介していきます。

保検業界

保険を申請した経験がある人はあまり多くないかもしれませんが、保険を申請して実際に保険を受け取ることができるまでには、かなり時間がかかってしまいます。

なぜなら、保険会社がその申請を認可して、保険料を実際に払うかどうか決めるのには時間がかかるからです。

保険会社としては申請された保険料をなんでもかんでも払うわけにはいきません。そんなことをすれば倒産してしまいますよね。保険会社は、ちゃんとした理由があって会社の決めた規則に合致しているものしか払いたくないのです。

こういった保険の認証も、スマートコントラクトを使えば一気に効率化することができます。

たとえば地震保険なら、マグニチュード7以上から保険料を支払う…などのように、保険料を支払う条件をブロックチェーンに記録して、その条件に合致したものを自動的に認証する、という1連のプロセスを全て自動でできるようになるんですね( ´ ▽ ` )

著作権

スマートコントラクトは、最近何かと問題になることも多い「著作権」の問題にも応用することができます。

現代のネット社会では、ネット上にあまりに多くの文章・動画・画像などのコンテンツがあふれかえっているので、誰がコンテンツの本当の作者なのかを特定することがとても難しくなっています

しかし、スマートコントラクトとブロックチェーンを使うことで、コンテンツの作者の情報をブロックチェーンに保存することがで切るようになります。

ブロックチェーンの性質上、著作権情報を変えるためにはネットワーク上で他の人たちから認証を受けなければいけないので、著作権情報が不正に書き換えられてしまう心配もありません。

また、ブロックチェーン上にコンテンツの著作者が記録されているので、著作権の使用料も間違われることなく瞬時に仮想通貨で支払うことができます。

おわりに

いかがでしたでしょうか。スマートコントラクトについてここまで説明してきましたが、実際今回の記事はスマートコントラクトのほんの一部を紹介したに過ぎません。

それだけ、スマートコントラクトやブロックチェーンが社会にもたらすことができる可能性は大きいのでしょう。

イーサリアムも最終的な段階(セレニティ)までまだ開発されていないことからもわかるように、スマートコントラクトやブロックチェーンの技術はこれからも進歩していくと思います。

順調に成長していって、いろいろな問題を解決していってくれることを期待するしかないですね( ^ω^ )。

The following two tabs change content below.

マルコ

アメリカ在住の大学生。 2016年の夏から仮想通貨投資をしています。学生から投資をすることの大切さを実感し、投資をしたことがない人でもわかるようなブログを目指しています。海外記事の翻訳もやるので気軽にご連絡ください。
スポンサードリンク